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トレイル・ランニングにも最適!GOLDWINが特殊紡績糸を使用したメリノウールTシャツを開発

アスリートからスポーツファンまで幅広い層のニーズに応えるGoldwin(ゴールドウイン)が、日本毛織株式会社と協業。メリノウールの肌触りの良さと高い機能性に加え、耐久性をも改善したウールTシャツが誕生!

2024年4月26日~27日の2日間にかけて開催されたMt.FUJI100。本イベントは、富士山の周りを100マイル(約160km)に渡って、アップダウンの激しい山中を昼夜徹して走ります。ランナーの体力だけでなく精神力をも試される、この過酷を極めたレースをゴールドウインは2012年の第1回大会から特別協賛しています。

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スポーツウエアにファッション性を加えたブランドやメリノウールに特化した商品まで、多種多様なブランドを手掛けるゴールドウインは、Mt.FUJI100の運営だけでなくメリノウールTシャツでランナーをサポート。自社ブランドのGoldwinが開発したメリノウールTシャツを数名のランナーが着用し、このレースを走りました。このTシャツは、化学繊維では再現が難しいとされる吸放湿性や保温性などメリノウールならではの多機能性を、存分に実感できるものです。

これまでもゴールドウインでは、ブランドの枠を超えてウールを多用してきました。その理由について「アウトドア(山の世界)が好きなメンバーも多い会社なので、ウールの良さは社内でも広く知られていると思います。天然繊維ならではの着心地の良さも考慮して、運動用の製品に留まらず、ライフスタイル製品(≒日常着用)としても提案してきました」と語るのは、開発本部 テック・ラボ部長の平山 壮一さん。商品の開発において「機能性とデザイン性のどちらのポイントも忘れないモノづくり」を重要視してきたゴールドウインにとって、ウールは理想のパートナーだったのです。

そして、このTシャツの開発では日本毛織株式会社の存在も欠かせません。日本毛織株式会社が扱うNIKKE AXIO®(ニッケ アクシオ)は、ウールの繊維束の内側にらせん構造のポリエステル繊維を混紡するという、革新的な特許技術で生まれた紡績糸です。ウールとポリエステルの長所を併せ持つこのハイブリッド糸のパフォーマンスを最大限に活かすよう、Goldwinと協同して商品開発に取り組みました。ウール原料には毛髪の四分の一ほどの非常に細いメリノウールを使用したため、触り心地も滑らか。ウールの着心地の良さと機能性、さらにポリエステルの強さを兼ね備えた、極めて高性能なTシャツが完成したのです。

長きにわたりメリノウール製品との関わりが多いGoldwinと、メリノウールの啓蒙活動やマーケティングを行う弊社との協働は、自然な流れでした。「ちょうど次シーズンのラインナップでウール素材の展開方法に迷っていたところ、ザ・ウールマーク・カンパニーにGoldwinのブランドプロモーションをサポートしてもらうことになり、これがウール素材の決定要因のひとつになりました。商品や素材の良さを世の中に発信していくマーケティングのサポートは、我々にとっても非常に有益です」

ウール特有の吸放湿性や消臭性、汗冷えしにくさや着心地の良さを備えながらも、従来の製品より丈夫なメリノウールTシャツ。加えて、厳しい製品試験を経てウールマーク認証を取得しており、第三者の検査機関によって世界基準の高い品質も証明されています。このTシャツは、登山やトレイル・ランニングのような長時間の激しいアクティビティに真価を発揮し、過酷なレースに立ち向かう挑戦者にこそ必須なウェアです。

ウールの良さは社内でも広く知られていると思います。天然繊維ならではの着心地の良さも考慮して、運動用の製品に留まらず、ライフスタイル製品(≒日常着用)としても提案してきました。

ゴールドウィン 開発本部 テック・ラボ 部長 平山 壮一 氏
ゴールドウィン 開発本部 テック・ラボ 部長 平山 壮一 氏

株式会社ゴールドウイン:1951年に富山で創業し、セーターなど衣類を生産する中、原毛の産地にこだわった登山ソックスが丈夫だと評判に。当時、日本人選手が世界大会で活躍した話題を機にスポーツウエア専門に転向。その後、自社ブランドに加え、ザ・ノース・フェイス、ヘリーハンセン、スピードなど世界のスポーツブランドと提携し、幅広い商品を手掛けています